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【格闘技】

井上拓真、兄・尚弥と井上家バンタム級4団体独占狙う

2018年11月8日 紙面から

 ボクシングの東洋太平洋バンタム級王者でWBC4位の井上拓真(22)=大橋=が7日、東京都内で記者会見し、12月30日に東京・大田区総合体育館で、同級2位ペッチ・CP・フレッシュマート(24)=タイ=と同級暫定王座決定戦を行うと発表した。同門でWBA同級王者の兄・尚弥(25)に続く兄弟王者を狙う。同日には、WBOスーパーフェザー級王者・伊藤雅雪(27)=伴流=の初防衛戦と、WBCライトフライ級王者・拳四朗(26)=BMB=のV5戦も行われ、トリプル世界戦になる。

 2年前にチャンスを逃した井上拓が、再び世界に挑む。当時のWBOバンタム級王者タパレス(フィリピン)への挑戦が決まった直後に右手を骨折。約1年のブランクを味わった末に、改めて世界初挑戦が決まった。

 「2年間、悔しい思いもしてきた。この間に12ラウンドの試合も経験して体もごつくなった。いいタイミング。2年前より自信がある」

 WBCバンタム級王座は、今年2月に前王者ネリ(メキシコ)が体重超過でベルトを剥奪されて以来空位だ。WBCは9月に1位ウーバーリ(フランス)と3位ウォーレン(米国)に王座決定戦を指示したが、交渉が難航。12月30までに両者が対戦しない場合、井上拓−フレッシュマート戦が正規王座決定戦になる予定で、井上拓は「そうなるとモチベーション上がります」と笑顔を見せた。

 勝てば、WBA同級王者の兄・尚弥に続く兄弟世界王者で、国内では亀田兄弟に続く2組目。だが、さらなる夢がある。

 兄は同級3団体王者がそろう「ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)」に参戦中。弟がベルトを獲得し、兄がWBSSを制せば、同級メジャー4団体のベルトがすべて井上家のものになるのだ。

 「子供のころの夢は兄弟世界王者で、プロになっても同じ階級でとは思っていなかった。これも運命なのかな」と、井上拓。そのためにも、まず自らの王座奪取。「KOで決めたいが、まず勝ちにこだわる」と、必勝を期して年末に向かう。 (藤本敏和)

 

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