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【格闘技】

尚弥の目はすでにSバンタム級に向いている

2018年10月9日 紙面から

WBA世界バンタム級タイトルマッチから一夜明け、スポーツ各紙の中でポーズを決める井上尚弥=横浜市の大橋ジムで(河口貞史撮影)

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 ワールド・ボクシング・スーパーシリーズ(WBSS)バンタム級準決勝進出を決め、WBA同級初防衛も果たした王者・井上尚弥(25)=大橋=が一夜明けた8日、横浜市内の所属ジムで記者会見し、衝撃の70秒KOを自画自賛した。「きのうの試合に関してはパーフェクト過ぎた。100点かな。過去ナンバーワンのKOだと思います」。充実の笑みを浮かべて振り返った。

 「短い試合でしたが、駆け引きもあった。グローブを合わせる時は必ず外側からいって、意識を外に向けさせてから一気に内側を抜いて最後のパンチにつなげました」。秒殺KOは繊細な攻防から生まれたものだった。

 ただ、初めてリングに上げた1歳の長男・明波くんに話が及ぶと、「試合後、落ち着いて抱っこした時は、ちょっとウルっときました。最高の誕生日(5日)にできたのかなって」と父親の顔ものぞかせた。

 来春予定のWBSS準決勝では、20日に米フロリダ州オーランドで行われるIBF同級タイトルマッチ、王者ロドリゲス(プエルトリコ)−同級3位マロニー(オーストラリア)の勝者と対戦。井上尚は現地で視察する予定だ。

 所属ジムの大橋秀行会長は「WBSSで優勝したら、バンタム級ではやることがなくなる。スーパーバンタム級に上げることになるだろう。適正階級だと思う」と、その後のプランも明かした。すでにWBSS側とは、来年にスーパーバンタム級でのWBSS開催も話し合ったという。「モンスター」の未来はさらに壮大に広がっていく。 (藤本敏和)

◆村田「尚弥のKO見ていない」

 WBAミドル級王者の村田諒太(32)=帝拳=が8日、米・ラスベガスで20日(日本時間21日)に行う同級3位のロブ・ブラント(米国)との2度目の防衛戦に向け、東京都内のジムで3回のスパーリングを行った。試合まで2週間を切り、この日から減量を開始。また、試合のポスターも完成し、「いいんじゃないですか、ああいうシンプルなのは」と満足顔だった。

 前日には井上尚弥が衝撃の1回KO勝ちを収めたが、村田は「見てないんですよ」。試合前最後の家族サービスで食事に出かけ、帰りに車を運転中、前の車のテレビに映った尚弥のガッツポーズを見たとのことで、「あっ、もう終わったんだと、他人の車をのぞいて知るというね」と苦笑していた。

 

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