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【格闘技】

田中恒成、王者・木村との死闘覚悟 「倒すことに重点置いてない」

2018年9月4日 紙面から

公開スパーリングで切れのある動きを見せる田中恒成=名古屋市北区の畑中ジムで(金田好弘撮影)

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 ボクシングで世界最速タイの3階級制覇を目指す田中恒成(23)=畑中=が3日、WBOフライ級王者木村翔(29)=青木=とのタイトルマッチ(24日、名古屋・武田テバオーシャンアリーナ)に向け、名古屋市北区の畑中ジムで練習を公開した。「倒すことに重点は置いていない。自分との戦い」と恒例のKO宣言をせず、日本人対決の死闘への覚悟をにじませた。

 手にした2本の世界のベルトは、いずれも王座決定戦だった。初めて挑戦者として上がる世界戦のリングは、日本人対決。田中が公開練習の冒頭、「きつい試合になる。倒すということに重点は置いていない。自分との戦い」と、緊張感をみなぎらせた。

 本拠地・名古屋で、木村と激突する9・24決戦。有利な舞台は整ったが、王者のアウェーでの無類の強さが、無言の圧力となって田中にのしかかる。木村はいずれも中国で、昨年7月のWBO世界フライ級のベルト奪取と、今年7月の2度目の防衛を成し遂げた。おまけに昨年12月の初防衛戦では、日本人対決を経験している。

 畑中清詞会長(51)も「ひりひりするような試合になる。木村チャンピオンは心のスタミナも抜群なんで」と激戦を予想する大一番。田中が、武器に挙げたのが「自信あります」というスピードだ。スパーリングでは言葉通り、3月のフライ級転向初戦で9回TKO勝ちしたロニー・バルドナド(フィリピン)の左右に回り込み、連打をたたき込んだ。

 王者の持ち味を田中は「スタミナ、パワー、メンタル」と次々に挙げて敬意を示したが、最後は「心を折りにいきます」とニヤリ。死闘の先に、世界最速タイとなるプロ12戦目での3階級制覇を、しっかり見据えている。 (志村拓)

 

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