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【格闘技】

ボクシング連盟・山根会長、辞任を示唆 きょう「ケジメの話する」

2018年8月8日 紙面から

理事会後、胸に手を当て話す日本ボクシング連盟・山根明会長(中央)=大阪市内のホテルで(吉澤敬太撮影)

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 助成金流用などで揺れる、アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟(日連)は7日、大阪市内のホテルで臨時理事会を開き、今後の対応を4時間近くにわたって協議。反社会勢力と交際していた過去も取り沙汰されている渦中の日連・山根明会長(78)は理事会後、「明日、男としてのけじめの話をする。心の整理をしたい」などと語り、辞任の可能性も示唆した。8日正午までに結論を出すという。理事会は山根会長に自身の進退を一任した。

 JR新大阪駅近くのホテルで4時間近くに及んだ日連理事たちによる話し合い。注目の高さを物語るように、約200人もの報道陣が詰めかけ、テレビカメラも約20台がずらりと並ぶ中、姿を見せた山根会長が発した言葉は「一任された。(自身の)進退について明日12時までに判断する」だった。

 「気持ちを整理するための時間(が必要)。進退をどのようにするか、男の人生を43年間、かけてきたんだから迷っている。帰って家族と周りの友人関係にも相談して、進退をどのようにするか決めます」

 臨時理事会では健康問題も指摘された。また、「会長が悪者にされるのをこれ以上見ていられない」と情に訴えられるなど、さまざまな理由で理事らから辞任を促されたとみられる。ただ、それでも結論は出なかった。

 会長の辞任で全てが決着するわけでもない。会長職を辞しても日連理事としての立場は残る。会長と不正行為に加わってきたとされる現執行部の多くも同様で、この日までに一部が辞意を固めたともいわれるが、その場合も理事職は保つことになる。

 このため、組織の諸問題を告発した「日本ボクシングを再興する会」の菊池浩吉・宮崎県連盟副会長も、「もし(山根会長が)辞任されたとしても私たちのやることは変わらない。これまで通りに賛同者を増やして総会での除名を目指す」と断言。対決姿勢を緩めるつもりはない。

 ただ、会長辞任が組織正常化への第一歩になることは間違いない。会場からの去り際、「全国の選手のみなさん、父兄の皆さんにも申し訳ございません。私は歴史の男でございます。だから、自分の判断は自分で決めます」と大声を発し、迎えの車に乗り込んだ山根会長。その“男のけじめ”に注目が集まる。 (藤本敏和)

 

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