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【格闘技】

村田、15日に勝てば今冬にも東京ドームでゴロフキン戦

2018年4月14日 紙面から

調印式を終え、記念撮影する(左から)比嘉大吾、村田諒太、ボブ・アラムさん、エマヌエーレ・ブランダムラ、クリストファー・ロサレス

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 15日に横浜アリーナ(横浜市)で行われるボクシング・ダブル世界戦の調印式が13日、東京都内で行われ、メインイベントのWBAミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=と同級6位エマヌエーレ・ブランダムラ(38)=イタリア、セミファイナルのWBCフライ級王者・比嘉大吾(22)=白井・具志堅=と同級2位クリストファー・ロサレス(23)=ニカラグア=がいずれもサインした。村田と契約する超大物プロモーター、トップランク社のボブ・アラムCEO(86)も同席し、会見後には村田が勝ち続ければこの冬にも東京ドームで世界最強男、ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(36)=カザフスタン=と統一戦を行うという超絶プランをぶち上げた。

 村田の今後について問われた、世界最高のプロモーター、アラムさんの目が鋭く光った。

 「52年間、ボクシングに関わってきた私にも夢がある。東京ドームでボクシングの試合を開催したい。私個人のプランだが、この冬、全団体のベルトを懸け、ドームで村田−ゴロフキン戦を実現させたい。日本史上最大の試合になるだろう」

 具体的なプランはこうだ。村田が初防衛に成功すれば、できるだけ早い時点で米ラスベガスのMGMグランドでV2戦を行う。対戦相手はロンドン五輪決勝で村田に敗れた銀メダリスト、エスキバ・ファルカン(ブラジル)を計画中。五輪決勝の再戦で世界的な認知度を高め、東京ドームでのスーパーマッチにつなげるというものだ。

 アラムさんは「あくまで私個人のプラン」と強調した。ただ、この人物の「個人的」は重みが違う。これまでモハメド・アリ(米国)、デラホーヤ(同)、パッキャオ(フィリピン)らをプロモート。自らの夢のプランを次々に実現させ、ボクシング史を、そしてスポーツ史を変えてきた男なのだ。

 村田もゴロフキンは目標にし続けてきた相手。昨年10月の戴冠時にも「この階級にはゴロフキンのように上がまだいる。対戦の日に向けて積み上げていきたい」と口にした。同時に、課題は自らの海外での知名度だとも自覚している。

 そのためにも、米放送局ESPNで全米生中継されるブランダムラ戦は格好の場となる。「世界にアピールできる試合にしたいといやがうえにも思う。ベストを尽くします」と村田。東京ドームでのゴロフキン戦−。4月15日の防衛戦はそんな夢舞台に向けての大きな一歩になる。 (藤本敏和)

<ゲンナジー・ゴロフキン> カザフスタン・カラガンダ出身、36歳。身長179センチ。通算37勝(33KO)1分け。WBC、IBF、WBAスーパーの主要3団体統一ミドル級王者。2003年世界選手権金メダル、04年アテネ五輪同級銀メダル。06年にプロデビューすると驚異的な強打で快進撃を続け、10年にWBA王座を獲得すると、14年にWBC王座、15年にはIBF王座も獲得し、3団体統一王者となった。17年3月のジェイコブス戦での判定3−0防衛まで史上最長の世界戦17度連続KO防衛を記録していた。全階級最強を決める「パウンド・フォー・パウンド」ランキングでは最も権威ある米リング誌で1位、ESPNで2位と文字通りの「世界最強男」。ニックネームはGGG(トリプルジー)。

 

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