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【格闘技】

恒成、激闘V2!!9回逆転TKO 年末、田口と統一選「やります」

2017年9月14日 紙面から

9回、パランポン・CPフレッシュマート(後方右)からダウンを奪う田中恒成=エディオンアリーナ大阪で(川北真三撮影)

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◇ボクシング・WBOライトフライ級タイトルマッチ

 WBOライトフライ級は田中が9回1分27秒TKO勝ちでパランポンを退け、2度目の防衛に成功した。1回にダウンを奪われたものの、9回にダウンを奪い返し、その後に連打を繰り出してダメージを与え、レフェリーが試合を止めた。田中は、次戦でWBA同級王者の田口良一(30)=ワタナベ=との統一戦にあらためて意欲を見せた。

 2度目の防衛に成功したものの、田中はリング上で苦笑いを浮かべた。「全然持っていない。こういう大事なところで、こういう試合をして、自分にがっかりしている」

 予想以上に打たれ強かったパランポンにてこずった。1回に右ストレートを浴びてダウンする、まさかの展開。4回には左目付近を切り、6回ごろからは右目付近も腫れてきた。視界が狭くなったせいかパンチが空を切ることが多く、手数で上回る相手のペースを崩せなかった。

 「今回はスピードを効果的に使い、KOにつなげたい。スピードの強弱やパワーなど、自分のボクシングをうまい形で出すことができれば」と話していたが、狙い通りの戦いができたのは8回途中から。中盤以降に左右のフックや左アッパーなどの連打を繰り出し、ゴングが鳴る直前には右フックで挑戦者をぐらつかせた。そして9回。右フックでダウンを奪うと、その後も左右の連打でラッシュをかけ、何とかベルトを死守した。

 苦戦の分、ダメージは大きかった。控室に戻ると取材対応をせずにすぐに横になり、体を休めた。その後、田中は救急車に乗せられて病院に直行した。畑中会長は「ひやひやした」と渋い表情を浮かべるしかなかった。

 5月の初防衛後、田中は田口との統一戦を熱望した。この時は実現しなかったが、いずれは決着をつけたいという思いは消えていない。試合後も、統一戦のことを聞かれると「こういう試合をしていると何も言えませんが…、やります」と答えた。快勝で大一番に弾みをつけることはできなかったが、闘志は衰えていない。  (堤誠人)

 

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