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【格闘技】

木村翔、満面の笑みで初ベルト!! 中国で大人気!日本では…

2017年8月5日 紙面から

初めてベルトを着け満面の笑みの木村=日本ボクシングコミッションで(藤本敏和撮影)

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 ボクシングのWBOフライ級新王者となった木村翔(28)=青木=が4日、東京・日本ボクシングコミッション(JBC)で記者会見した。木村は7月28日、中国・上海で行われたタイトルマッチで、中国のスーパースター、王者・鄒市明(36)に11回TKO勝ちした。日本選手の敵地での世界王座獲得はJBC公認試合では1981年に三原正が米国で新王者になって以来の快挙。日本よりも中国で注目度が高まっているという新王者。凱旋(がいせん)会見は笑いが絶えなかった。

 試合翌日の帰国以来、電車の中や渋谷の街中などで、中国人から何度も声をかけられ、写真をせがまれた。一方、日本人から声をかけられたのは皆無。木村は「割合で言えば、10−0です」と笑った。

 2008年北京、12年ロンドンと五輪2大会連続金メダルを獲得した国民的ヒーロー、鄒市明を倒したにもかかわらず、右目上から流血しながらも前へ出て逆転勝ちした木村の姿は、中国人の共感を得た。「鄒も木村をすごくたたえてくれた」と、ジムの有吉会長。中国メディアからの取材依頼は数え切れず、今月末には中国国内大会のゲストとして再び訪中予定。その人気ぶりは本物だ。

 一方、日本ではタイトル獲得時が28日深夜で、帰国した29日は名王者・内山高志の引退会見とバッティング。快挙の報道は大きくはなかった。それでも本人はマイペースで、約20人と、村田諒太の世界戦会見の約5分の1の報道陣にも「こんなに集まってもらえるなんて」と恐縮した。

 ファイトマネーは借金返済でほぼ消えるといい、来週からは仕事の酒屋の配達を再開予定だ。「庶民派ボクサーなんで」と笑う木村は地に足を着け、今後もベルトを守っていく。 (藤本敏和)

◆「お盆には母の墓前に報告したい」

  一問一答

 −ベルトを初めて見て、着けてみて感想は

 木村「とても重いですね、光ってるし。(所有する共通デザインのWBOアジアパシフィックベルトとは)光り具合が違う」

 −帰国後は何を

 「帰国してすぐは体痛かったので寝ていたが、それからはあいさつ回り。フェイスブックやインスタグラムのフォロワーが200人ぐらいだったのが1000人ぐらい増えた。知らない人からもたくさんメッセージをもらえて、うれしい」

 −実感は

 「どんどん実感沸いてきた。今思うのは一日でも長く世界チャンピオンでいたい」

 −右目上の状態は。

 「眼科に毎日通っている。9針縫った。長くて深いので時間がかかりそう。(通っているのは眼科ではなく整形外科と指摘され)そうだったんですか!?」

 −今後は

 「まずケガをしっかり治したい。鄒選手とはどこでやってもいい。(同級WBA王者)井岡選手も、強さ的にレベル違うと思うけど、挑戦したい気持ちはもちろんある」

 −地元の埼玉・熊谷市にはいつ?

 「お盆ごろ帰りたい。(自分が20歳のとき亡くなった)母の墓前に『生んでくれてありがとう』と報告したい」

 

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