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【格闘技】

村田諒太がパートナーをKO寸前 急きょ公開スパー4R

2017年4月18日 紙面から

田中トレーナー(左)のミットに右を打ち込む村田=帝拳ジムで(藤本敏和撮影)

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 ボクシングの2012年ロンドン五輪ミドル級金メダリストで、WBA同級王座決定戦(5月20日、東京・有明コロシアム)で世界初挑戦する同級2位の村田諒太(31)=帝拳=が17日、東京都内の所属ジムで練習。予定になかったスパーリングを自ら志願して4ラウンド行い、右の強打と連打でパートナーをダウン寸前まで追い込んだ。今後はパートナーを2人増やし、大一番へ向け調整を重ねる。

 村田の闘争本能がキバをむいた。スパーリングの終了間際、パートナーの元メキシコ王者ルナをコーナーに追い詰め、強烈な右ストレートを送り込む。相手がぐらついて左に逃れたところを、間髪入れず追撃し、接近戦で連打だ。ヘッドギアがなければ確実にダウンを奪う猛攻。試合1カ月前に村田は見事な仕上がりを見せた。

 「きょうのスパーリングは良かったと思います。課題にしてきた距離に応じたパンチの出し方ができたし、殴る感覚もよかった。今回の試合前では初めて良かったんじゃないですか」

 対戦相手のWBA1位エンダム(フランス)は180センチの長身で、離れてのボクシングが得意。村田はより近い間合いで勝負するため、ミドルからショートのパンチを磨いてきた。この日の志願してのスパーリングでパートナーを圧倒したのは、その課題をクリアしつつあるあかしだ。

 エンダムは、昨年12月の前戦が右パンチ1発でKO勝ちとパワーもある。だが村田は「止まって打てばパンチはあるが、動きながらならそれほどではないと思います」という。村田がプレッシャーをかけ、エンダムが後方に下がりながらパンチを出す展開にさせれば、パワー負けすることはないという判断だ。

 自らも進化し、対戦相手も分析しきった。村田は金メダルと世界タイトルという日本初の偉業へ向け着実に前進している。 (藤本敏和)

 

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