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【格闘技】

井上尚弥 圧倒的V5だ 5.21世界戦大トリ

2017年4月5日 紙面から

世界戦が決まり、力強く拳を突き出す井上尚弥(右)と八重樫東=東京都千代田区のホテルグランドパレスで(福永忠敬撮影)

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 ボクシングの大橋ジムは4日、5月21日に東京・有明コロシアムで、WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23)=大橋=の5度目の防衛戦と、IBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(34)=大橋=の3度目の防衛戦を行うと発表した。前日には同会場でロンドン五輪ミドル級金メダリスト村田諒太(31)=帝拳=の世界初挑戦などトリプル世界戦、名古屋市では田中恒成(21)=畑中=のWBO世界ライトフライ級王座初防衛戦があり、2日間で6試合が行われる世界戦ラッシュとなる。

 「怪物」井上尚弥の海外進出が、いよいよあと一歩に迫った。東京都内でのV5戦発表の席上、ジムの大橋会長は米国から9月開催の試合の打診が届いたと明言した。

 「アメリカのテレビ局からの正式なオファー。まずは顔見せ的にビッグマッチのアンダーカードという話」と大橋会長。細部は今後になる。

 強すぎる井上尚の対戦相手探しは今回も難航した。IBF同級王者アンカハス(フィリピン)、1階級上のWBAバンタム級スーパー王者ザキヤノフ(カザフスタン)との対戦交渉が相次いで不調に。この間の3月18日、目標だった前WBC同級王者で全階級で最強と称されたローマン・ゴンサレス(ニカラグア)も初黒星を喫した。

 ビッグマッチが成立せず、究極のターゲットも敗戦。モチベーションが下がりかねない状態だったが、米国ボクシング界は怪物をほっておかなかった。オファーは、ゴンサレスに続く軽量級の新スター候補として、井上尚に白羽の矢を立てた形だ。

 もちろん、すべてはV5戦で強さを見せつけて勝つことが大前提。「アメリカからのオファーはモチベーションが上がるが、まず5月。しっかり結果を出してその先につないでいきたい」と井上尚。対戦相手のWBO同級2位、リカルド・ロドリゲス(27)=米国=はKO負けがない。そんな相手を倒しきってこそ評価も上がる。

 井上尚は21日のメインの予定で、6大世界戦の大トリだ。「2日間、非常に盛り上がると思う。自分も最後いい試合をして締めたい」。その目は1カ月半後、そして米国を見据えて輝いていた。 (藤本敏和)

 

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