7月12日

フランス、20年ぶり2度目Vに王手 デシャン、主将でV、監督でもV?

後半、競り合うフランスのエムバペ(上)とベルギーのデブルイネ(共同)

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 2度目の優勝を狙うフランスがベルギーを1−0で下し、3大会ぶり3度目の決勝進出を決めた。決勝は15日(日本時間16日)に行われる。今大会初めて無得点に終わったベルギーは初の決勝を逃し、14日の3位決定戦に回る。

     ◇

 デシャン監督がベンチ前で両拳を固く握って天に向かって突き上げた。1−0の勝利。フランス史上では初となる欧州選手権とW杯の2大会で、決勝進出を果たした名将となった。試合後の会見。冷静になった指揮官は、次を見据えていた。

 「きょうの勝利を祝福したい。しかし、最も大事な試合は次だ。われわれは2年前の欧州選手権決勝で、ポルトガルに負けている。とても傷ついた。今度は国民に喜びを与えたい」

 自身は現役時代の1998年に主将でW杯制覇。監督と両方で優勝を経験したのは、ザガロ(ブラジル)、ベッケンバウアー(西ドイツ)しかいない。3人目の偉業に王手をかけたが、口にしたのは2年前の汚名返上だった。そして「私は20年前のことを誇りに思っていないとは言いませんが、振り返ることもしない」とも語った。

 ベルギーとの準決勝は紙一重だった。後半6分。DFウンティティが右CKをニアサイドで合わせて0−0の均衡を破った。身長差11センチもある194センチのフェライニに競り勝った24歳は「僕が(ニアに)先に入ることができた」と破顔した。翻訳機のイヤホンを付けられずにいると、デシャン監督が優しくアシスト。ウンティティは「W杯を持ち帰ることを願っている」と力強く言った。 

 デシャン監督は平均年齢26歳のヤング・フランスの成長に目を細めた。「14人がW杯初体験だが、ものすごい進歩を見せてくれている。彼らを誇りに思う」。名手ジダンが頭突きで退場、準優勝に終わった2006年ドイツ大会以来の決勝進出。新スター候補のFWエムバペら輝く個性をまとめた指揮官は「最も美しい、新しい歴史のページを書き換えることができる立場にいる」と2度目の優勝へ自信を口にした。 (占部哲也)

中スポ 東京中日スポーツ

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