6月14日

26年W杯初の3カ国共催 米、カナダ、メキシコ 

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 【モスクワ=共同】国際サッカー連盟(FIFA)は十三日、モスクワで開いた総会で二〇二六年ワールドカップ(W杯)開催地の決選投票を行い、史上初の三カ国共催を掲げた米国、カナダ、メキシコに決まった。初開催を目指したモロッコとの一騎打ちで、結果は百三十四−六十五(二候補とも選ばずが一票)だった。

 二六年大会は現行の三十二から四十八へと出場チーム数が大幅に増加し、試合数も六十四から八十に増えるため、開催総経費は推計二十一億六千万ドル(約二千三百九十七億円)の巨額に上った。計画では米国で六十試合、カナダとメキシコで十試合ずつを行う。北中米カリブ海地域では一九九四年米国大会以来の開催。メキシコは過去に七〇年、八六年大会を開催した実績があり、カナダは初開催。共催は、〇二年日韓大会に続く二例目となる。

◆トランプ氏言動で共催懸念の声

 二〇二六年サッカーW杯で三カ国共催が決まった。だがトランプ米大統領の排外的な言動にカナダ、メキシコは反発、国際社会でも米国の孤立が強まっており、共催を懸念する声が出ている。

 米メディアによると、国際サッカー連盟(FIFA)は、トランプ政権によるイスラム圏六カ国を含む八カ国からの入国規制措置を問題視。トランプ氏は三月以降、FIFAに計三通の書簡を送り、開催国に選ばれれば各国からの選手や大会関係者、ファンを「差別することなく入国させる」と確約した。

 米国とメキシコとの国境沿いに壁建設の必要性を主張するトランプ氏に反発するメキシコのペニャニエト大統領は「両国には政治的な違いがあるが、サッカーはわれわれを結束させる」と訴え、共催に意欲を示す。だがメキシコ国民の対米感情は冷え込み、共催を非難する声もある。

 米国はカナダとも関係が悪化。カナダのトルドー首相は今月、先進七カ国(G7)首脳会議(サミット)閉幕後の記者会見で米国が一方的に発動した鉄鋼などの輸入制限を非難。反発したトランプ氏が首脳宣言を承認しないよう指示した。

 トランプ氏が二六年に大統領職に就いていることはないが、米メディアは非協調的なトランプ氏の言動で三カ国共催が危ぶまれていると指摘した。(共同)

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中日新聞 東京新聞

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