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北陸道通行止め36時間 車と雪で除雪車入れず

北陸自動車道の金沢森本−小矢部IC間で動けなくなった車の列=12日午前10時55分

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富山、石川県境 手作業の復旧

 北陸地方を直撃した先の大雪で、車四百台余りが立ち往生した富山、石川県境の北陸自動車道上下線の通行止めは三十六時間二十分にわたり、北陸道の通行止めとしては過去十年間で最長となったことが、中日本高速道路金沢支社への取材で分かった。物流の大動脈で起きた大混乱に、同社は事態を重視。詳細な調査・分析を進める考えで、今後の雪対策に生かす。(渡辺健太)

 通行止めは、立ち往生とほぼ同時刻にスタート。県境に位置する金沢森本−小矢部インターチェンジ(IC)間で十一日午後十時十分に始まり、十三日午前十時半まで続いた。

 降り続く雪の中、同社は十二日午前二時ごろから、職員がドライバーに水や食べ物、簡易トイレなどを配り歩いた。しかし、車列と雪で道路が埋まり、除雪車が入れず復旧作業は難航。手作業で除雪を進め、重機を使って一台ずつ引き出し、渋滞が解消したのは十七時間後の十二日午後三時ごろ。その後も路面除雪のため通行止めが続いた。

 また、立ち往生は県境にある高窪トンネルの上下線入り口の上り坂で始まったことも判明した。十一日午後十時すぎには下り線で、さらに、十一時四十分には上り線で、いずれも大型トラックが上り坂を上れずに停車。下り約二百六十台、上り約百五十台の計四百十台が動けなくなった。

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 両IC間は約十四キロ。約四百メートルのトンネルを挟み、上下線とも三キロ余りにわたって立ち往生した。

 同社によると、北陸道は雪による通行止めの基準がなく、除雪が基本。しかし、今回のように除雪車が入れなくなると深刻化は免れない。早急な対応は急務で、広報担当者は「同様の事態が発生しないよう、除雪体制の充実や通行止めの基準などについて幅広く検討する」と話している。

 過去十年で最も長い通行止めは、二〇一一年一月三十一日の大雪による福井県内の敦賀−今庄間下り線の二十八時間五十分だった。

 

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