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記者コラム:越中春秋

おしょうらい

 幻想的だった。上市町のお盆の風物詩「精霊(しょうらい)(招来)やぐらやき」。河川敷に立てられたやぐらに炎が上がり、お盆の迎え火をともしたたいまつを人々が回す光景が繰り広げられた。

 「おしょうらい」と口ずさみながら回し、先祖の霊をお迎えするのが習わしだという。読経が響く中、小さな子どもは親と一緒に、お年寄りは一人黙々と火を回す姿が印象的だった。

 町のガイドを務める知人は、古くから山岳信仰があり、山にいるご先祖様に向けて目印にしているのだ、と話していた。霊峰・剣岳に抱かれた町だからこその光景。迎え火を回す体験もさせてもらい、より神聖な気持ちになるお盆だった。 (柘原由紀)

 

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