トップ > 富山 > 記者コラム:越中春秋 > 記事

ここから本文

記者コラム:越中春秋

富山大空襲

 夜明け近くまで富山市が全部燃えるのを見ていました。美しく、明るく、残念で残念でならなかった−。

 終戦間際の八月一日から二日にかけて県内を襲った富山大空襲。当時六歳だった男性の言葉からは幼い子どもの目線から見た情景が伝わってくる。別の男性は戦後、父親戦死の知らせが届き、母親や兄弟とバラック小屋で暮らした。「戦後の生活の方がはるかに厳しかった」と振り返る。

 戦争は嫌だ。体験者の話を聞くと、いつも強烈な思いを抱く。しかし、戦争を実体験として語れる人は当然、年々減り続けている。戦争を忘れた人が増えればどうなるのだろうか。改めて七十三年前を思う夏にしたい。 (柘原由紀)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索