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記者コラム:越中春秋

変わらぬ思い

 (娘の)友達から娘が「救急車で運ばれた」と連絡があった。入院の準備をして行き、事件とは思わなかった−。

 松本サリン事件で娘を亡くした県内の遺族は、当時の様子を今も鮮明に覚えている。死刑判決を受けたオウム真理教の元幹部らの刑が執行され、節目を迎えた事件。結局、最後まで真実が語られることはなかった。遺族が「事件が終わったというふうには思えない」と言うのも無理はない。

 事件から二十年以上がたち、語られる機会が減った。遺族も年を重ねた。「そちらの世界に近くなりつつある。でも、死は怖くない。娘がいると思うから」と遺族。わが子を思う気持ちはいつまでも変わらない。 (山中正義)

 

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