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記者コラム:越中春秋

胸が痛む

 史上初となる米朝首脳会談が十二日に開かれる。先日、北朝鮮による拉致被害者の蓮池薫さんに取材した。会談での合意後が拉致解決に向けて「またとないチャンス」と重要性を語っていた。

 ただ、開催までの道のりは右往左往した。五月、トランプ米大統領は会談中止を発表。一週間後に再び開催を明言したが、合意は長引く可能性を示唆した。

 蓮池さんは十六年前に帰国して以降、「なぜ自分たちだけ戻ったのか」。そんな思いにさいなまれ続けたという。会談に期待を感じていただけに、転々とする状況には頭を抱えたかもしれない。

 状況が一変するたび、困惑する蓮池さんの顔が浮かんだ。胸が痛む。 (向川原悠吾)

 

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