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記者コラム:越中春秋

芸術祭

 酒店の主人も驚いていた。「若い人がこんなに来るとは」。石川県珠洲市で二十二日に会期末を迎える奥能登国際芸術祭。夏のような日差しの十月のある日も、想像以上の人でにぎわっていた。

 半島の海岸沿いに点在する会場にはスタンプが準備され、入場券の台紙に押しながら巡る。これがいい。旅行では素通りしそうな路地を抜け、展示を見てはスタンプをもらい次へ向かう。町を探検する楽しさを久しぶりに味わった。

 出店していた地元の高齢女性は、能登町のホタルがきれいだと教えてくれた。「捕まえたホタルを蚊帳の中に放して遊んでね…」。目を輝かせて語る女性が思い出した昔の光景も、芸術的な美しさだったに違いない。 (山本拓海)

 

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