トップ > 富山 > 記者コラム:越中春秋 > 記事

ここから本文

記者コラム:越中春秋

ひと工夫

 予想以上だった。富山市の富山刑務所で九月にあった矯正展。刑務所で作られた製品が並ぶブースは、スーパーの特売日のように人だかり。午前中に行ったが、一部の製品は売り切れていた。

 受刑者が作るため人件費は抑えられて比較的安価なのが特徴。だが、人気の秘密は何げない一工夫にもあるようだ。例えば、ヒノキのティッシュボックスは横でなく縦に置く。スペースを取らないための配慮だ。「大量生産大量消費の時代になった。安いだけじゃなく、プラスの要素がないとね」と法務技官の成瀬大一さん(58)。

 作るだけで満足せず、少しでも手に取ってもらえる製品を−。受刑者の更生を願う技官の誇りが見えた気がした。 (酒井翔平)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索