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記者コラム:越中春秋

祈り

 夏の甲子園に出ている広島県の広陵高野球部は原爆が落とされた八月六日に合わせ、毎年黙とうをささげている。今年は本大会の開会式リハーサルが同日にあったが、甲子園球場で広島市の方角を向き平和の祈りを込めた。

 「野球ができるのも平和のおかげ」と話した選手ら。思えば記者は原爆が落とされた日や、沖縄戦が終結した慰霊日などで、こうべを垂れたことは一度もなかった気がする。

 今年は戦後七十二年。例年のように記憶の風化を危ぶむ報道が飛び交った。悲劇を伝え、反戦を訴えるのはメディアの役割だが日常への感謝を忘れていると思った。今年は一人、終戦の日に手を合わせた。 (向川原悠吾)

 

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