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記者コラム:越中春秋

初めての単身赴任

 「せっかく魚津まで来たんだ。寄っていきなよ」

 不慣れな地。深夜、食事のできるところにと飛び乗ったタクシーに薦められたのはすし店だった。「すしは高いし」と断った。が、「わびしい食事はいけないよ。それに高くないよ」と運転手。「せっかくだし」と思い切った。

 小さな店構えだが、のれんをくぐると満席。あきらめて出ようとすると、「ちょっと待ちな」と店主。「一人かい? ろくなもんはできないが、まあ座りな」。カウンターの一角を空けてくれた。出された刺し身は厚切りで、美味だった。初の単身で八月に赴任。寂しさで押しつぶされそうな心に、親切が染みた。富山の皆さん、よろしくお願いします。 (渡部穣)

 

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