一世を風靡(ふうび)した「芸術は爆発だ」は故岡本太郎氏(享年八十四)の名言だが、立て続けに高齢女性を取材し、元気をもらった。共通しているのは、絵を描いていることだ。
朝日町の九十歳女性は、六十歳で始めた水墨、水彩、油彩画の初個展を開いた。黒部市の百歳女性は八十五歳ごろから短歌と水彩画を始め、詠んだ短歌は千首。入善町の百三歳の女性は五年前から始めた詩画の作品数が年齢と同じ百三点に及ぶ。いずれ劣らぬ旺盛な創作意欲に脱帽した。
頭と指先を使う作品制作は、認知症予防と長寿に良いのかもしれない。「画家と政治家は長命」だとか。政治家の老害は困るが。 (高橋恒夫)