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NPO通信

子どもの権利支援センターぱれっと(11) 自然通じ 親子で学ぶ

子どもたちのやまびこが響く大丸山山頂=国立立山青少年自然の家で

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 二〇一〇年から続いている一年生のためのパワーアップアドベンチャーは、ぱれっとのメインとなる事業の一つです。

 小学校一年生のお子さんを持つご家族を対象として、自然の中での活動を通し自己肯定感を高めようという目的のもと、これまでに延べ五百組近い家族に参加いただきました。

 活動の拠点は国立立山青少年自然の家。トントンの森と呼ばれるさまざまな種類の木々が生い茂る森の中を歩いたり、大人の膝丈まである沢を登ったり、手も使わないと登れない急な山道に挑戦したりと、日常では経験のできない体験をします。

 また、夏、秋、冬と年間三回行うことで、季節ごとに変わる自然を見ることもできます。初夏には緑生い茂り、秋には鮮やかな紅葉がみられ、冬には森全体が雪に覆われる。その中をただ歩くだけでも刺激となり、さまざまなことを学ぶことができます。

 この事業は、親子を対象としていることも特徴の一つです。始めたころは、親子を対象とした活動は県内でもあまりありませんでした。

 午前中は親子で自然体験、午後からは子どもたちは引き続き外で遊び、保護者の方々は子育て談議と銘打って、親御さん同士で子育ての悩みを語り合い、質問に明橋大二理事長が答えるという形で行われました。同じ学年の子を持つ親同士で話も弾み、子どもだけでなく、親御さんもパワーアップできる機会となっています。

 この活動の中では毎回、参加者に伝えていたことがあります。「転んで痛かったら泣いてもいい。でも、あれ買ってこれ買って言って泣くがは、だめなんやぞ」「自然はいろんな生き物がいて、それぞれが命をつなぐために工夫をしている。そういう見方も持つんやぞ」「リーダーを決めるときは、このメンバーの中でだれが一番自分を守ってくれそうかを考えて決めるがいぞ」

 一つ一つの言葉が重く、深い意味を持っています。これらの言葉はこの活動を一手に担っていらした故岩城俊平先生のものです。ぱれっとは今後も、この志を引き継いでいきます。 (法人理事 曽祢昌彦)

 

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