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NPO通信

子どもの権利支援センターぱれっと(10) 子どもの声を届ける

2012年のリレほくでは、ほっとスマイルの子どもたちが音楽演奏も披露した

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 子どもの権利支援センターぱれっと(以下、ぱれっと)は、一般の人たちに向けた活動も行っています。それは、子どもの権利という考えを多くの人に知ってもらい、子どもが生きやすい世の中になってほしいと願っているからです。

 これまで、子育てや不登校、発達障害や食育などをテーマに講演会、シンポジウム、映画上映会やミニコンサートを開いてきました。

 全国大会である子どもの権利条約フォーラムが二〇〇九年に富山で開催された時には、主要な参加団体の一つとして運営に尽力しました。これをきかっけに「親と子のリレーションシップほくりく」(通称「リレほく」)ができ、富山、石川そして福井の持ち回りで毎年大会を開いています。

 一二年のリレほく富山大会では、不登校の分科会で、ぱれっとが運営する射水市子どもの権利支援センターほっとスマイル出身の子どもたちに登壇してもらいました。

 過去のつらい体験を大勢の人たちの前で話すことは、とても勇気のいることだと思います。しかし、四人の子どもたちは言葉を一つ一つ探しながら、自分の思いをしっかり語ってくれました。その内容は次のようなものでした。

 「自分ではどうしようもないことで友人にからかわれて、途方に暮れた」

 「いじめの後遺症で、学校のグループ活動にうまく入れなかった。でも学校を休んだら負けだと思って、学校に行き続けた」

 「不登校になった当初は『もういじめられなくてすむ』とすっきりしたが、次第に『自分はこれからどうなるんだろう』という不安が出てきた」

 「朝体が動かなくなった。最初は手足は動いたが、最後は首すら動かなくなった。母親から『こわれてしまうから、学校を休んで』と頼まれた。不登校でつらかったとき、『死にたい』ではなく『自分は死ななければいけない』という思いが頭のなかでグルグル回っていた」

 子どもの権利条約には、子どもの意見表明権が規定されています。支援の出発点には、こうした子どもたちの思いがなければならないとあらためて思います。 (法人理事 高山龍太郎)

 

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