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NPO通信

ぴーなっつ(15) 共生社会 仲間と前進

ぴーなっつの入り口で笑顔を見せるデイスタッフたち=富山市蜷川で

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 「共生社会の実現」という言葉を連載で何度も使いました。それは現代社会が共生社会ではないということを意味しますが、このことを自覚している健常者がどれだけいるのかな?と思うと心もとないです。

 ぴーなっつは、共生社会の実現に向けて外出支援と日中支援の二本柱で運営しています。特に「外出支援」は、活動範囲が広がり、いろいろな体験をして、知り合いも増え、やりたいことも増えていきます。連載五回目で書いたようにYさんは、自信が持てるようになり、自立生活へと踏み出しました。このように障害者が日常的にもっと地域社会に出ること(=社会参加)が、「共生社会」の実現に向かうのだと考えます。

 しかし、インクルーシブ教育が実現できていたなら、もう少し違う社会になっているのではないかと思えます。それは、八、九回目で書いたように、D君の同級生の姿に映し出されています。六回目で書いた「ソーシャルビュー」の絵画鑑賞が、視覚障害児と行う授業になれば楽しく交流でき、相互に理解も深まるのではないかと思います。

 十回目で書いた「地域移行」は、大規模施設より予算がかからないという政府の下心があるにせよ、地域移行と同時にインクルーシブ教育が実現すれば「共生社会」への近道になるのではないでしょうか。そして、もしかしたら昨年の「津久井やまゆり園」(相模原市)での凄惨(せいさん)な事件は起きなかったのではないかと、夢想したりもします。

 福祉の仕事は、長く続けなくては自己満足で終わってしまうと思っています。次世代に重くないバトンを渡せるよう毎日楽しく、息切れしないように走り続けていきたいです。

 ぴーなっつの財産はスタッフです。今日も明日もすてきなスタッフとともに、共生社会に一歩でも近づけるように、日々サービスを提供し続けていく覚悟です。 (代表 川添夏来)

 

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