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NPO通信

ぴーなっつ(13) 「合理的配慮」必要か

落ち着いた表情でスタッフ(右)と過ごす利用者=富山市の天湖森キャンプ場で

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 障害者と健常者の違いは何か、という議論は度々起きます。その線引きは誰がいつするのかなど、議論は尽きませんし、区別は差別を生むという主張もあります。ここでは、結論の出ない難しい話ではなく、現実的なことを書きます。

 以前は、区別する必要はないと思ったこともありましたが、今は区別は必要だと考えています。

 きっかけは、父から仕事で「差別化を図る」をよく使うという話を聞いたときです。辞書によれば「特定の物事を同種の他のものとは異なった、より優れたものとするために、顕著な違いを持たせようとすること」とあります。これを見たときに「顕著な違いを持たせる」ために「障害者」という言葉は必要だと思いました。

 障害者に対する社会的支援は、以前に比べれば増え、居宅介護・外出支援・ショートステイなど多くのサービスがあります。これらは障害者だからこそ使えるサービスですし、障害者年金で生計を立てている人も多くいます。

 軽度の知的障害者や、知的を伴わない発達障害者やその家族は、障害者手帳を所持することに抵抗があったり、取得が困難だったりもします。その時に私は「サービスを受けたいかどうか」で判断をすれば良いと伝えています。

 障害者手帳を所持することは、世間からレッテルを貼られているような感じがするという思いを聞いたことがあります。しかし、手帳はレッテルではなく、サービスを受ける権利を形にしただけのものだと思うのです。二〇一六年に施行された「障害者差別解消法」に「合理的配慮」という考えがあります。「合理的配慮」とは、障害者の個別的・具体的ニーズへの配慮であり、行わないことを差別であると規定しています。

 ぴーなっつは、この合理的配慮を念頭におき、会員さんが必要とする、望んでいるサービス提供をし続けることにより、一人ひとりが自分らしく安心して暮らせる共生社会を創っていければと思っています。 (代表 川添夏来)

 

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