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NPO通信

ぴーなっつ(3) 社会が障害をつくる

全国青い芝の会の全国集会に訪れた福田文恵さん(左)と筆者=北海道小樽市で

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 学生時代に八木勝自さんから「今度(茨城県)土浦市で会議があるから、一緒に来て」と言われたのが初めての介護でした。

 待ち合わせの富山駅に行くと、そこには八木さんと脳性まひ障害者の福田文恵さんが待っていて、初めて車いすを押すことになりました。車いすのままホームへ行くため、階段では他の乗客に手伝ってもらい、何とか電車に乗り込みました。エスカレーターの昇り降りも車いすのままで行けと言われ、「車いすって何でもできるんだなあ」と思った記憶があります。

 土浦の会議とは、脳性まひ者自身による障害者解放運動団体「全国青い芝の会」の全国集会でした。障害児のわが子を殺した母親への減刑運動に対して「障害児に人権はないのか」という活動から、全国的に注目されるようになりました。

 大会は、障害者の人権確立のための意見交換などがなされ、その激しさには圧倒されました。障害者と一緒に行動することで見えてくる差別。学校、就職、住む所…、私たちが当たり前に選択できる部分で障害があること。障害者は、その人自身に障害があるのではなく、社会が障害をつくっているのだと気付かされました。

 その後、全国青い芝の会初の女性会長となった福田さんの介護人として、月に一度は全国各地へ会議や行動のために出かけていました。「介護人に頭はいらない。私たちの手足となって動いてくれればそれでいい」と、「青い芝」の人たちに言われ、初めはひどいことを言うなと思いました。ですが、そう言わないと障害者の意見は無視され、結局健常者が主動し、社会は変わらないのだと分かってきました。

 「障害者の手足となるのが介護」と、ぴーなっつのスタッフに伝えている一番大きなことは、全国青い芝の会から教えられたことです。

 (代表 川添夏来)

 

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