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NPO通信

とやま子どもの権利条約ネット(4) 大人に思い伝えよう

富山で開催した2009年全国フォーラムのポスター

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 「二〇〇九年」。私たちにとって、記念すべき新たな出発の年となりました。

 〇三年四月、旧小杉町(現射水市)で町子どもの権利条例が施行され、八月には町子どもの権利支援センター「ほっとスマイル」が開所。行政、市民が協働し、子どもの権利を大切にするまちづくりが始まりました。

 この動きを県全体に広げようと、ぱれっと理事長の私が、子どもの権利条約フォーラム全国大会を富山に誘致することを提案、開催が決定しました。

 最大の課題は、子ども実行委員の募集でした。子どもの権利というからには、子ども自身に主体的に関わってもらう必要があります。学校推薦という方法もありましたが、多くの子どもにイベントを知らせたいと、小学校五年生から高校三年生までの県内のすべての子どもに、計八万枚の募集チラシを届けました。

 果たして応募してくれるのか。固唾(かたず)をのむ私たちの元に、一枚また一枚とファクスが届き、最終的に五十一人の子どもの応募がありました。その時の感動は、今も忘れられません。

 集まった子どもたちは、最初こそ、大人の様子をうかがうこともありましたが、本当に自分たちの意見が尊重される場所だと知るや、水を得た魚のように動きだしました。子どもたちが主催するいじめや親子関係の分科会など企画が次々と決定してゆきました。

 〇九年十一月十四、十五日、富山国際会議場で全国から延べ千人が集まり、フォーラムを開催しました。閉会あいさつで、子ども実行委員長の石崎仁珠さんが語った言葉が、今も語り草となっています。

 「私たちは伝えたいことがあって、ここに集まった。でも伝えたいことがあっても、聞いてくれる大人がいなければ、伝えることはできない。そういう意味で、今日ここに集まってくれた皆さんに感謝します」

 フォーラムが原点となり、とやま子どもの権利条約ネットの活動が始まり、また、北陸三県の子ども支援のネットワーク、「親と子のリレーションシップほくりく」が生まれました。 (代表 明橋大二)

 

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