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NPO通信

工房あおの丘(9) 意思疎通 大切な要素

放課後等デイサービスを利用して散歩を楽しむ子どもら=入善町で

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 「放課後等デイサービスにおいて関わる子どもの学齢期の発達段階は、それぞれの持つ基礎的な能力開発の時期であり、さまざまな体験を通して子どもの持てる力を試していくことが大切である」と、全国児童発達支援協議会は発達支援の指針で掲げています。学齢期には「よりそれぞれの障害の特徴を理解しつつ、定型発達の課題を考慮し、状態像の把握と支援を行う必要があり、一層個別化が必要」とも指摘しています。私たちは学齢期の支援で、自己理解や他者理解を進めるとともに、コミュニケーションを大切な要素と考えて活動しています。

 自分の気持ちや伝えたいことが相手に伝われば、相手が自分を認めてくれ、安心や喜びの信頼関係を築けます。自己を肯定することもできるようになります。

 そこで、コミュニケーションの方法を習得することが大切になります。うまく意思疎通ができないと、一方通行の状態が生じ、ストレスに発展していくことがあります。それぞれのコミュニケーションの手段は、私たちが当たり前に活用している言語だけでなく、いろいろな方法があります。写真やイラスト、筆記による手段などです。

 私たちの支援は、子どもにとって適切なコミュニケーションの方法を家族や関係機関と確認することから始まります。一貫性を持って、連携しながら取り組んでいきたいと考えています。現場のスタッフは、その準備に時間を費やし、子どもとのスムーズなやりとりが可能になるように努めます。

 その手法を習得することで、子どもたちの伝える力を育てることにつながります。私たち支援者にとっても、支援を提供するとても大切なツールになります。子どもたちにとって私たちの支援環境が、生活の中で安心できる居場所の一つになってほしいと思います。 (NPO法人工房あおの丘代表・西島亜希)

 

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