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NPO通信

工房あおの丘(7) 就労支援へ諸団体と連携

連携団体の代表者と開いた会議=入善町で

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 私たちの主体事業は、「働く」ことからの社会参加を目指しています。指定障害福祉サービス事業所の分類では、「就労継続支援B型」に当たります。ただ、この類型に該当する事業所が提供するサービスは、全国的な状況を見ても、必ずしも障害者の自立した生活を実現する水準には達していませんでした。そのため、二〇〇九年度からの工賃向上計画は、一二年度より新たな計画に変更。私たち就労支援事業所は、計画に基づく取り組みの実践と目標工賃の達成に向けて、就労支援事業の強化を図ることになりました。

 入善町六次産業推進会議に参加したことで、以前から見えていたさまざまな課題に改めて気づくことになりました。それらを解決し、今後の新規事業に結び付けるため、福祉医療機構の助成金事業を活用した新たな就労支援開発事業に取り組みました。

 多様な立場の関係者が議論する「マルチステークホルダープロセス(MSP)」を使い、連携諸団体との対等な関係性を構築。課題を私たちだけでなく、地域全体のものとしてとらえるために、信頼関係を築きました。

 信頼関係ができることで、それぞれのステークホルダー(利害関係者)の視野は社会全体に向きます。さまざまな団体との関係を強化し、社会問題への解決能力を高めて、地域の進展を目指しました。地域の素材を生かすための具体策を見いだしたいと考えていた「工房あおの丘」の課題解決の流れの中では、私たちが運営する「入善食堂」への展開にもつながりました。

 就労支援開発事業の取り組みは単年度で終了しましたが、一連のプロセスは現在も継続し、さらなる事業展開へ発展させようと挑戦は続いています。それぞれの組織の変動を受け止めながら、各自の課題を地域全体としてとらえる視野は理想です。しかし、現実に実践するのは、とても難しいと感じています。 (NPO法人工房あおの丘代表・西島亜希)

 

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