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NPO通信

工房あおの丘(5) 生活広げる移動支援

移動支援のサービスを利用して、工房あおの丘の職員(左)と一緒に外出する利用者=黒部市内で

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 私たちの暮らしは24時間では完結せず、1週間、1年間とつながっていきます。そんなイメージを描けないと、より良い支援を提供することは難しくなります。小学校へ入学した子どもも将来は大人になります。福祉支援者には、そうしたライフステージの移行をスムーズにつないでいくことを想像しながら、支援することが求められます。

 そう考えると、私たちの提供する日中活動への支援は、暮らしの中のほんの一部です。障害者の生活はそれだけで完結するものではないと実感します。

 私たちの移動支援サービスは、生活に必要な活動を支援するために外出に付き添うもので、地域生活支援事業の一つです。二〇一一年度からは、視覚障害者のための同行援護事業も始めました。

 障害者は、移動支援事業を利用して、電車に乗って買い物に出かけたり、お祭りを楽しんだり、主に余暇活動で支援を受けています。私たちがこのサービスを提供するようになり、障害者の生活に対するイメージが広がり、箱型の支援だけでは気付くことのできない暮らしの大切な要素を知ることができました。

 移動支援事業を使って、東京スカイツリーまで出かけた人もいます。「いつか、両国国技館へ相撲を見に行きたい」という希望を持って仕事に励む人もいます。余暇は、豊かな暮らしを築く大切な要素です。

 「また明日が楽しみ」。そう思える時間を過ごすことができたらうれしいと思います。今も続けているこれらのサービスは、個別支援のため、支援者の不足が課題となっています。私たちはヘルパー資格を持った仲間を随時募集しています。 (NPO法人工房あおの丘代表・西島亜希)

 

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