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NPO通信

工房あおの丘(4) 地域交流の場づくり

障害者と地域住民をつなげる「あおの丘マーケット」の様子=入善町で

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 現在の活動拠点への移転と障害者自立支援法の施行で、私たちの支援サービスにも変化が表れてきました。児童に対してはより療育的観点のサービス、成人には就労活動を主体とした社会参加を目指すサービスが求められるようになりました。そうした中、地域に根づいた活動を願い、障害者が主体となって地域住民とのつながりを構築する交流事業「あおの丘マーケット」が始まりました。

 「地域の人が気軽に立ち寄れる場所に」がコンセプトです。障害者が住民を迎えるようにしてバザーやコンサート、障害者の日頃の活動を体験するコーナーなどを企画しています。毎回、内容を変えて続けている自主活動の一つです。

 私たちの一日の生活や、自分を取り巻く暮らしについて考えたとき、関わっている資源はいくつあるでしょうか。考えてみてください。学校や家、スーパー、銀行…。数えれば切りがないと思います。

 支援体制の役割分担が与えられると、私たちのサービスだけでは、障害者本人の生活を完結できないと実感しました。一つでも多くの関わりをつないでいくことが、豊かな暮らしにつながると気づきました。

 障害者の周りにあるバラバラな点をつなぎ、円をつくっていくことが私たちの大切な役割だと強く感じました。私たちのサービスを組み合わせたり、他の活動やサービスをつないだりすることで経験が増え、ニーズの達成度も高まりました。その方がずっと充実感があります。

 私たちは「できる部分」に参加して活動をつなぐ取り組みや、専任業者が手を掛けることのできない部分に関わることで、無駄を省くことを実践しました。就労活動が広がり、他職種との連携のかたちを構築するきっかけにもなりました。「廃棄される食材を有効活用し、地産地消の豊かな食材を丁寧につなぎたい」という思いでオープンさせた入善食堂「太陽と月のとおりみち」もこのコンセプトの一環です。 (NPO法人工房あおの丘代表・西島亜希)

 

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