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NPO通信

工房あおの丘(3) 必要な場所へ変化実感

移転して再スタートを切った「工房あおの丘」=入善町で

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 入善町との三年間の借用契約を終えて二〇〇七年から、現在の拠点で「NPO法人 工房あおの丘」は再スタートしました。開設当初から変わらない「社会とつながる」「地域でのノーマルな暮らしを考える」という思い。これが「同じ仲間として支え、協力し、障害者が社会の一員として自覚することができる住みよいまちづくりを目指す」という理念に発展しました。

 障害者自立支援法は、就労支援の抜本的な改革を図り、新たな就労支援事業を創設しました。私たちも暮らしを支えるための基盤となる活動に取り組む必要性に迫られました。

 そのころには、定員十人を超える通所者、就学児童を受け入れていました。就学を終えて社会に巣立つ障害者と保護者の意識は変化してきました。

 私たちのような小さな団体は、「自由度が高い」「いろいろな活動に取り組んでいる」というイメージを与え、一つの事業所の中でも選択肢がそろっているという印象を与えたようです。ただ、違う見方をすれば、しっかりとした就労実績が得られず、工賃の支払いが少なくなってしまうという課題が浮き彫りになってきました。

 生活の豊かさとともに、豊かさを獲得するための生活の基本バランスを整えるということに気づきました。聞こえてくるニーズ(本人の希望)は個々に違っているものです。さまざまな生活の事情を持った人たちとたくさん話をしてきました。本人と距離感が近いところで思いを共有することで、関係機関との連携も構築されます。

 本人を取り巻く生活支援体制の中に「工房あおの丘」が組み込まれていくかたちが見えてくると、支援体制の役割分担が与えられた責任感とともに、地域の障害者の暮らしに必要な活動場所になってきたことを実感し始めました。 (NPO法人工房あおの丘代表・西島亜希)

 

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