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NPO通信

工房あおの丘(1) 自由な居場所 目標に

「工房あおの丘」の活動はこの場所から始まりました=入善町で

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 NPO法人「工房あおの丘」は、多くの人たちの理解と協力を得ながら十二年間、活動を続けてきました。次のステップに向かって進むために、これまでの活動や挑戦を振り返り、これからの地域づくりに向けての歩みを固めていきたいと思います。

 「地域生活応援ハウス工房あおの丘」として二〇〇四年四月、私たちの活動は入善町で始まりました。町からの補助金を受けて発足し、身体・知的障害者を対象にした無認可作業所として歩み始めました。

 この頃の障害福祉体制は、〇〇年に「社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律」が成立。〇三年四月より「措置制度」から「支援費制度」に移行しました。

 支援費制度では、事業者との対等な関係に基づき、障害のある人が自らサービスを選択し、契約によってサービスを利用する仕組みになりました。事業者はサービス提供の主体として利用者の選択に十分に応えることができるよう、サービスの質の向上を図ることが求められました。

 そうした中で、精神保健福祉施策の行政管轄は別となっており、いわゆる「縦割り行政」はそのままでした。私たちの活動は必然的に、身体・知的障害者の人たちを対象にしたものに整理されていきました。

 そこで、私たちは「いつでも、誰でも」気軽に立ち寄ることができる「居場所」を提供しようと考えました。本人が自由にサービスを選択でき、自己選択が尊重されるということが、制度的に示されたことは大きかったと言えます。

 私たちのキーワードは「本人にとってノーマルな暮らしを選ぶこと」。選ぶためには誰にでも提供される選択肢が必要です。それを見つける実践を私が生まれ育った入善町で展開することに決めました。

 地域には誰にでもある「当たり前」が存在します。それを感じることができない障害者の人が、同じ地域に暮らしていて、「ここに暮らし続けたい」と思っています。「何とかしなければ」と感じました。外から自分の生まれ育った地域を眺めていた私自身が「ここで暮らし続けるにはどうしたらよいのか」。挑戦してみたいと考えました。 (NPO法人工房あおの丘代表・西島亜希)

<団体情報>

 団体名 工房あおの丘

 主な活動 「障がい児・者の生活支援から地域のまちづくりへ」を目指して未就学児童への個別支援、就学児童の放課後支援、成人への就労、生活支援をしている。

 住所 入善町道古34の3

 会員 80人

 メールアドレス info@aonooka.jp

 電話番号 0765(72)2248

 ホームページ http://www.aonooka.jp/

 

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