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かもめのノート(13) 外出で人生を豊かに

外出支援を使い、電車での外出を楽しむサービスの利用者=富山市で

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 私たちが提供する外出支援には移動支援、同行援護、行動援護の三種類があります。これらのサービスの対象でない人の中には、自費で外出している人もいて、外出支援サービスの存在を知らなかったという人もいます。特に移動支援、行動援護に関しては知らなかったという人が多いようです。障害者手帳を交付されるときや障害区分を認定されるときなどに、もっと情報があってもいいと思います。

 移動支援は、市町村が行う地域生活支援事業の一つで、社会生活をする上で必要不可欠な外出や余暇活動などの社会参加のための外出で使えるサービスです。対象者は全身障害者(障害程度が一級または二級程度)、知的障害者、視覚障害者、精神障害者です。富山市の場合、基本支給量は月に八時間で一回の支給量も八時間です。一日につき一回だけの利用になります。

 同行援護は視覚障害者が対象で、基本支給量は月に三十時間です。行動援護は知的障害者、精神障害者のうち、障害区分が3以上で十二項目ある判定基準のチェックによって十点以上(最高二十四点)ある人が対象になります。チェック項目には、意思表示や説明理解、多動、てんかん発作といったものがあります。基本支給量は区分によって変わり、例えば区分3で月に三十二時間、区分4で月に四十四時間といった具合です。

 同行援護と行動援護は、移動支援と同様に社会生活上不可欠な外出や余暇活動、社会参加のための外出が対象で、定期的かつ長期的な外出は対象ではありませんが、一回の支給量に制限はなく、一日に何度でも使えるのが特徴です。

 これら三つの外出支援の利用者の中には、生きる糧を感じ、職場や作業所でのストレスもなくなり、地域で暮らせる自信がついたという人もいます。作業効率がアップした人もいます。楽しみが増えるということは、障害の有無に関係なく人生を豊かにし、幸せを感じる方法の一つだと思います。 (NPO法人かもめのノート理事長・富野正宏)

 

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