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【NPO通信】

セラピー犬TOYAMA(1) リハビリ活動で貢献

セラピー犬TOYAMAの事務所前=富山市小泉町で

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 犬とともに、子どもや障害者らのリハビリ活動をするNPO法人「セラピー犬TOYAMA」。今回から十回の連載を担当してもらう。初回は、大村正和理事長に活動を始めるまでのいきさつを語ってもらった。

 セラピー犬とは、障害や難病を抱えた人、認知症のお年寄りとふれあうことで心の癒やしとなり、さらには機能回復の一助としても役立つ犬のことです。

 セラピー犬TOYAMAは十二年前から活動をはじめ、二〇一〇年六月からNPO法人として活動をしています。

 現在、会員十一人、ボランティアスタッフ五人が愛犬とともに病院や福祉施設などを訪問しています。

 私は、ボランティアとして警察犬を育成するかたわら、土木工事の技術者として全国の現場に赴いていました。阪神大震災の復興工事や新潟の水害による道路復旧工事、長野オリンピックの環境整備工事と休むまもなく過酷な現場で働くことは、肉体的にも精神的にも大きなダメージを受けました。

 そして一九九八年、長野オリンピックの関連工事が完成した翌日に倒れて入院してしまいました。その後、二年間にわたって十五回にもおよぶ入退院を繰り返し、骨髄腫を発症し、両目の視力も失われてしまいました。

 生きる望みを失ってしまい、全身の痛みで眠ることもできず、睡眠薬を飲んで床に就く毎日が続きました。「このまま明日の朝が来なければいいのに」と毎晩のように思いました。

 そんな絶望の中で生きようと思い直したのは、あと二年と余命宣告されたときです。毎朝起こしてくれた母の顔をうっすらとしか見えなくなった目で見たときのさびしそうな顔は、万感迫るものがありました

 「医者が二年というなら五年生きてやろう」と思いました。そんなときに仕事以外で自分が生きてきた足跡を残すためにはどうすればいいのだろうと考えました。「犬しかない、よいことも嫌なことも犬と一緒に乗り越えてきた。犬と一緒に社会貢献できることはないだろうか」と思いました。

 生きようと思ったときから治療とリハビリを乗り越え、二〇〇〇年にボランティア団体としてセラピー犬TOYAMAの活動を開始しました。 (セラピー犬TOYAMA理事長・大村正和)

<団体情報>

 団体名=セラピー犬TOYAMA

 主な活動=病院や保育園、養護学校、障害者施設、少年更生施設などへの訪問。各種イベントへの参加や、セラピー犬育成者の養成をしている。

 住所=富山市小泉町198

 会員数=11人

 メールアドレス=info@therapyken-toyama.org

 電話=076(492)3461

 代表者=理事長・大村正和

 

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