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とやま遺産

滑川・東福寺野自然公園のSLハウス D51 第二の人生歩む

SLハウスとして第二の人生を送る蒸気機関車=滑川市の東福寺野自然公園で

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 重厚な鉄製の車体に陽光が注ぎ、漆黒のボディーが輝く。戦前から北陸線などで貨物列車をけん引してきた蒸気機関車(SL)が、滑川市の東福寺野自然公園にある。今は宿泊施設「SLハウス」として第二の人生を送っている。

 旧国鉄が一九四〇年に長野工場で製造した「D51−260」。三十五年間、貨物輸送に使用され、最後は北海道を走っていた。七六年に国鉄の営業線からSLが引退し、滑川市の要望で公園へ。翌年から当時の寝台車を使った宿泊施設として利用されるようになった。

 「飾るだけではなく、SLにけん引される寝台列車に泊まってほしかった」。公園を管理する宿泊研修施設「青雲閣」の石坂均さん(71)は振り返る。当時は風呂やトイレなどの設備が整っていなかったため、その後に改修。客車内は地元産のスギ材の香りが漂う空間になっている。

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 五両編成で約三十平方メートルの客室は全十室。「家族連れにはもってこい。子どものいい思い出になる」と石坂さん。外ではバーベキューができ、将来は宿泊客向けのイベント構想も。

 役割は変わったが、SLは今も多くの人に親しまれている。 (山中正義)

 

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