トップ > 富山 > とやま遺産 > 記事

ここから本文

とやま遺産

「日本のベニス」射水・内川 橋が彩る 水辺の風景

ステンドグラスが美しい神楽橋から見た夕暮れ時の内川=射水市放生津町で

写真

 イタリアの水の都になぞらえ「日本のベニス」とも呼ばれる射水市新湊地区の内川。漁船が両岸に係留され、木造の家屋がほとりに軒を連ねた景色は風情や歴史を感じさせる。

 流れに揺られた船が「キィキィ」と鳴き、夕暮れ時には川面がオレンジ色に染まる。週末は散策を楽しむ観光客でにぎわい、年に一度の曳山(ひきやま)祭りでは威勢の良い「イヤサー」の掛け声が一帯を包む。訪れる時によって多彩な表情を見せる。

 近年は北陸新幹線の開通で首都圏と距離が縮まり、映画のロケ地として知られるように。祭りを舞台にした映画「人生の約束」(二〇一六年)は住民も撮影に協力し、地元にとってかけがえのない一作となった。

写真

 川沿いに住む野口景子さん(69)は四十五年前、結婚を機に移り住んだ。「潮の香りがして、海のそばに来たんだと実感した」。一家で漁業を営む今、川の風景もすっかり見慣れたが「映画だと違って見えて、改めていい景色だと思った」。

 内川は個性豊かな橋も見どころ。神楽橋は日の光を受け、ステンドグラスが七色に輝く。周辺ではカフェやマルシェがオープン。ドルチェ(菓子)が似合う町になりつつある。 (山本拓海)

 

この記事を印刷する

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索