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とやま遺産

氷見のイワシ 春の定番 今年は豊漁

水揚げされたマイワシ。豊漁に漁師たちの表情も明るい=氷見市の氷見漁港で

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 早朝の氷見漁港(氷見市)は活気づいていた。漁船からマイワシが次々と揚がってくる。漁師たちは手際よくイカやアンコウなどを取り除き、イワシだけを四百キロの黄色い容器へ。すぐにいっぱいになる。「大量に取れている。脂が乗っていておいしいよ」と教えてくれた。取材した「四共丸」はこの日、二十四トンを水揚げしたという。

 広辞苑の「氷見」の項に「氷見鰯(いわし)で名が高い」と記されているほど、イワシは古くから珍重されてきた。地元では「冬はブリ」に加えて「氷見の春といえばイワシの季節」と言う人も。

 今シーズンのマイワシは豊漁だ。県水産研究所によると、県内の過去十年の年間平均漁獲高は二千四百三十二トンなのに対し、今年は一月〜三月二十日の速報値で七千百トンとなっている。

 年間漁獲高が六十二トンだった昨シーズンとは対照的。研究所の南條暢聡主任研究員は「原因は不明だが、温度配置などの条件が良かったのではないか」と分析。氷見漁協の森本太郎組合長(68)も「良い水準で続いている」と声は明るい。

 豊漁を受け、市内ではイワシ料理を前面に出す飲食店も。一部の鮮魚店では刺し身を提供している。 (小寺香菜子)

 

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