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とやま遺産

富山・日本海食堂 昭和の「お宝」いい味

昭和のポスターや看板が至るところに張られている店内=富山市水橋堅田の日本海食堂で

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 昭和のアイドル山口百恵さんのポスターやダイヤル式の電話ボックス。富山市水橋堅田の「日本海食堂」では、店の至る所に置かれた昭和を色濃く感じさせるレトロな「お宝」に出合うことができる。

 店主の種口茂さん(50)がコレクションを始めたのは二十年ほど前。幹線道路などのインフラ整備が進み、店前の道路を走る車が減っていった。そこで、遠のいていた客足を、話題づくりで呼び戻そうとした。

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 集めたグッズは昭和四十〜五十年代を彩った計千点以上。店内の装いを見た人から「子どものころの記憶がよみがえる」と評判を呼んだ。自分では管理できないコレクションの展示依頼をする人まで出てきた。

 「客が思い出話に花を咲かせられる場所」と種口さん。厨房(ちゅうぼう)で料理中にそうした来客の会話が聞こえるのが楽しみだそうだ。

 店の味にもこだわりがある。東京の洋食屋で修業を積んだが、先代で父の泰生さん(76)が一九六五年に創業して以来、店の味とメニューは変えていない。

 「味もコレクションも、いろんな人の記憶が詰まったものがここにある。みんなの思い出を守っていきたい」 (向川原悠吾)

 

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