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とやま遺産

個性的サンドが売り 立山サンダーバード

50種類以上あるというサンドイッチと(左から)店主の伊藤敬一さん、三知子さん、敬吾さん=立山町の立山サンダーバードで

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 立山黒部アルペンルートの玄関口立山駅へと続く県道を走ると右手に「立山サンダーバード」(立山町横江)の黄色い看板が見えた。ほたるいかサンド、おでんサンド、富山ブラックコロッケサンド−。個性的なサンドイッチが並ぶローカルコンビニだ。

 店主の伊藤敬一さん(77)は滑川市出身。米国の大学に留学し、愛知県の貿易会社に勤めたが、山が恋しくて富山へ戻った。「毎日山を見とらんと生きとられんのだわ」

 登山客に手作りの食べ物を提供しようと、五十五歳のときに開店。妻三知子さん(69)、息子の敬吾さんと店を切り盛りする。開店から三年後、近くに大手コンビニができて客が減っても三人で乗り越えた。「みんな同期」と笑い合う。

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 以来、知恵をしぼる日々。店には伊藤さんが栽培した里芋やシイタケ、手作りのいろんな昆布締め、春には採取した山菜も並ぶ。アユの養殖はうまくいかなかったが、諦めずにコイに挑戦し販売にこぎつけた。「失敗は成功のもと。やらんにゃわからんもんね」

 県外から新幹線を乗り継いで訪れる客も。尽きることのないアイデアが店を支える。「常に次何しようかと考えとるんだわ」 (柘原由紀)

 

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