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富山難病、重度障害の地域支援考えよう 富山でシンポジウム
日常的に医療的ケアの必要がある重度障害、難病の人たちが地域で暮らす支援策を考えるシンポジウム(北陸中日新聞など後援)が九日、富山市の県総合福祉会館「サンシップとやま」であった。金沢市で在宅生活を送る難病者の男性を支援している医師、訪問介護事業所、訪問看護ステーションの代表者が支援方法などを発表した。 NPO法人自立生活支援センター富山が今月と三月の二回にわたってシンポを企画。この日は医療、介護、行政、難病者ら約四十人が参加した。 難病の男性は八歳のとき、筋ジストロフィーと診断されて金沢市内の病院に入院。約三十七年間を院内で過ごした後、自ら望んで退院し、現在はアパートで石川県初の二十四時間重度訪問介護を受けながら生活をしている。医師らは、男性との関わり方や支援の方法などを説明。「ベッド型車いすを使っているが、ヘルパーさんと気軽に買い物に出かけている」などと男性の生活ぶりも示した。 県、市の障害福祉担当者も出席し、重度訪問介護などの制度を解説した。質疑応答では、難病者らから医療的ケアができるヘルパーの研修に行政が力を入れることなどの要望があった。 次回は三月二十三日午後一時から同会館で開かれ、難病者や弁護士らが講師を務める。無料だが申し込みが必要。(問)自立生活支援センター富山076(444)3753 (松本芳孝) PR情報
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