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多胡羊歯の詩 新資料 児童誌に14点 未確認作品も

「カシコイ一年小学生」に掲載された多胡羊歯の童謡詩を解説する向井嘉之さん=氷見市役所で

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日常など題材 童画と楽しく

 氷見市胡桃出身の童謡詩人・多胡羊歯(たごようし)(一九〇〇〜七九年)の童謡詩十四点が、一九三三〜三五年発行の児童雑誌「カシコイ一年小学生」「カシコイ二年小学生」に掲載されていたことが分かった。多胡の研究・顕彰をしている「くらら会」代表の向井嘉之さん(75)=富山市豊島町=が三十一日、氷見市役所で記者発表した。(小寺香菜子)

 新美南吉記念館(愛知県半田市)の小栗真子研究員が見つけ、向井さんに問い合わせた。

 多胡の詩は同記念館が所蔵している十冊と個人などが所有している四冊に計十四作が確認された。向井さんによると、うち九作は初めて確認した詩だった。

「カシコイ一年小学生」に掲載された童謡詩=新美南吉記念館提供

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 多胡の詩は、「一年」には片仮名で、「二年」には漢字と平仮名による仮名交じりで、童画と一緒に掲載。足がしびれる様子をうたった「シビレ」など楽しい題材や、「秋が来た」など自然を題材にしたものがある。

 「カシコイ」は一九三二年に精文館(東京)から発行された。新美南吉の童話のほか、童謡・漫画などが掲載されている。新美南吉記念館で二十五冊所蔵しているが、全ての巻がそろっておらず、向井さんは「関連資料を持っている方がいれば、ぜひ協力してほしい」と呼び掛けている。

 向井さんは同日、掲載ページの写真を、氷見市図書館に寄贈した。同図書館は、多胡羊歯の企画展示をしており、鎌仲里志館長(57)は「企画と合わせ、提供の写真も来週中に展示したい」と話している。企画展は十七日まで。 

 

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