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盲導犬拒否 もうやめて 障害者差別解消法 施行2年半

菓子井弘副理事長(左)に要望書を手渡す塘添誠次会長(右)。盲導犬使用者の荒井英俊さんも同席した=富山市の県民会館で

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 盲導犬の受け入れ拒否を不当な差別として禁じる障害者差別解消法の施行から2年半がたつが、県内の飲食店やホテル、公共施設などでの拒否は現在も続いている。県視覚障害者協会は5日、拒否をなくすよう県飲食業生活衛生同業組合に要望した。3〜9日は障害者週間。(酒井翔平)

県視覚障害者協 県飲食業組合に要望書

 二年前からラブラドルレトリバーのローリー(雄、四歳)を利用している富山市の荒井英俊さん(57)は、飲食店で二十回ほど入店拒否を経験した。店側は「ペットだから」「衛生的に問題がある」などと理由を挙げた。店長を呼んで説明すると対応が変わる場合もあったが、最後まで拒否されることもあった。

 身体障害者補助犬法でも、飲食店やホテルなど公共性が高い施設での盲導犬など補助犬の受け入れを義務付けている。「法律で定められているのになぜと当惑した。盲導犬は私の目であり、パートナー。拒否されれば生活できない」と強調する。

 県視覚障害者協会によると、県内には現在七頭の盲導犬が活動している。県内の飲食店などの施設で受け入れを拒否されたという報告は昨年十六件、今年は五件(四日現在)あった。

 五日は富山市の県民会館で、協会の塘添(とうぞえ)誠次会長が、約六百店が加盟する県飲食業生活衛生同業組合の菓子井(かしい)弘副理事長に要望書を手渡した。塘添会長は「盲導犬は訓練を受け、人に迷惑をかけることはない。入店に支障がないように配慮してほしい」と求めた。

 知人に盲導犬利用者がいるという菓子井副理事長は「盲導犬の優秀さは理解している」と応じ、会合などを通して組合員に周知徹底を図るとした。

 同席した荒井さんは「拒否される回数は減り、改善の傾向はある。法律を知らないだけの人もいるので理解が広がってほしい」と願った。

 

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