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蓮の鏝絵欄間 輪廻描く 南砺の石崎さん 職人サミット展示へ

完成した蓮の鏝絵の欄間=南砺市岩武新で

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 南砺市岩武新の左官業で鏝絵(こてえ)師の石崎勝紀さんが、蓮(はす)を描いた鏝絵の欄間を完成させた。二十五、二十六の両日、高野山東京別院(東京都港区)で開催される全国伝統職人サミットで展示する。

 欄間は縦六十五センチ、横百七十センチ。市内の寺院から庫裏に飾りたいと依頼を受け、今年一月から仕事の合間に制作していた。下絵は井波彫刻師の南部白雲さん=同市井波=が「輪廻(りんね)」をテーマに描いた。

 石崎さんは射水市出身の鏝絵の名人・竹内源造(一八八六〜一九四二年)の孫弟子で、源造の手法通り自分で調合した粘土質の泥を下地に、白のしっくいを盛り、鏝で仕上げた。「盛りを抑え、飽きがこないようにした」と話す。

 花びらはピンク、池の波紋は水色などとかすかに彩色してある。目を凝らすと下絵にないカエルが一匹、葉にへばりついており、遊び心を感じさせる。

 石崎さんは瑞龍寺(高岡市)など県内外の文化財の土壁や土蔵の修復を手掛け、全国文化財壁技術保存会(愛知県江南市)の研修会で鏝絵の指導を続けている。 (山森保)

 

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