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初期投資3割減を提案 南砺市庁舎統合、市長が答弁

 庁舎統合案を審議する南砺市議会九月定例会の代表・一般質問が十一日あり、田中幹夫市長は、福光統合のための初期投資を当初計画の九億七千万円から、三割強少ない六億四千万円に減額する方針を示し、統合への理解を求めた。一方、一般質問では昨年十月に一庁舎化を市長に提案した議会から、福野庁舎との二庁舎化の提案も飛び出し、混迷を深めた。

 市によると、福光統合で別館の耐震化やワンフロア化などを計画する中、庁舎自体や公用車車庫の改修費を最少限にとどめ、職員駐車場の新規確保を見合わせることで、当初計画に比べ三億三千万円を減額する。職員は通勤に公共交通や近隣市有地を駐車場に利用し、新たに駐車場を確保する場合は県内他市にならい利用料を負担してもらう。

 市は福光統合の利点として、耐用年数が最も長いことや、駅に近く公共交通の利用が可能、一体利用できる施設(別館)が隣接している、初期投資が最も少ないことを挙げてきた。減額によりさらに根拠を補強した格好だ。

 代表質問の答弁で、田中市長は今議会に福光統合案を提案した理由を、旧四町ごとに住民各層をメンバーに設置したまちづくり検討会議で「庁舎や跡地活用が話題になった地域と、ならなかった地域があった。早期に方向性を決定することが、まちづくりの議論を活性化させる上で重要」と強調した。

 福野地域を地元にする向川静孝議員は一般質問で、「検討会議は十二月に意見をまとめ、市長に提出する予定になっている。合意形成に市民の間に不信感がある」と述べ、地元で根強いとする福野庁舎との二庁舎化を提案。市長は「福野庁舎の長寿命化の調査や工事に多くの時間と多額の費用が必要」と二庁舎の維持管理費などを理由に反論した。

 十二日の一般質問にも十議員が登壇し、二日間で議長を除く過去最多の全十九議員が舌戦に臨む。 (山森保)

 

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