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「どこまで関わったら…」障害者雇用の課題 語る

障害者雇用の課題などを話すパネリストら=富山市湊入船町の県民共生センター・サンフォルテで

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富山でパネルディスカッション

 障害者雇用を考えるパネルディスカッションが一日、富山市湊入船町の県民共生センター・サンフォルテであった。支援団体や障害者雇用を実践する企業の関係者四人が取り組みや課題を紹介。雇用した障害者との関係で、企業の社員または個人として「どこまで関わったら良いのか」といった率直な悩みが挙がった。

 精神障害者らが語り合うサロンを運営する富山市のNPO法人「ここらいふ」が企画。「精神障がい者と企業のパイプを絆(つな)ぐ」をテーマに、パネリストが意見を出し合った。

 障害のある社員らの相談を受けるYKKの広瀬圭子さんは、障害者の社員との関わりで実際に起きた事例を紹介。時間にあまり配慮できない障害者に電話番号を教えたところ、真夜中や休日に電話があり、「よかれと思って関わった方がメンタルをやられることもある」と難しさを打ち明けた。また、社員一人一人の障害に対する不十分な知識が擦れ違いを引き起こすとも指摘した。

 「ここらいふ」の松本純子理事長は企業との“クッション役”としての団体の存在意義を強調。「悩む子どもには悩む親、悩む企業がいる。そうした人たちの話を聞くサロンのような場所が各所にでき、連携してみんなが働きやすい環境ができるといい」と訴えた。

 パネリストと来場者のフリートークもあり、障害者の就労環境を整えるジョブコーチを育成する制度の確立を求める意見などがあった。

  (山中正義)

 

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