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富山

民家の家具 地震転倒防げ 県建築士会有志 無償で固定作業

家具にL字形の金具を取り付ける隊員=富山市上袋で

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 国が定める防災週間(三十日〜九月五日)に合わせ、県建築士会富山支部の会員を中心につくる「かぐてんぼう隊とやま」は三十日、富山市内の民家で地震の際に食器棚などの家具が転倒しないように無償で固定作業をした。六月の大阪北部地震の発生を受け、今年は過去最多の十六軒から申し込みがあった。

 隊の名称は「家具の転倒防止」の略。東日本大震災をきっかけに家具の転倒や散乱による被害に着目し、二〇一四年に結成。一五年から活動を始めた。三年間で同市総曲輪や蜷川地区などの高齢者宅約三十軒で作業をした。今年は三十日と九月九日の二回に分け、隊員ら約二十人が五町内で活動する。

 同市上袋の吉村昭雄さん(76)宅では、隊員が食器棚の固定作業に汗を流した。家具と壁に厚さ二・五センチの木材を設置し、その上にL字形の金具を電動ドリルで取り付けた。揺れた際にはストッパーの役割を果たすという。吉村さんは「災害はいつ起きるか分からないので、備えようと思っていた。個人ではなかなかできないので、今回はいいきっかけになった」と感謝していた。

 大阪北部地震では、家具などの倒壊が原因で男女三人が死亡した。県建築士会の西野晴仁常務理事は「活動で家具固定の必要性を伝えたい。安全安心に暮らせる街づくりにつなげたい」と話した。 (酒井翔平)

 

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