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刺股 催涙スプレー 防犯カメラ 富山市、小中学校に完備へ

小中学校に配備される刺股の見本=富山市役所で

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襲撃事件受け予算計上

 富山市で六月に起きた交番襲撃事件で容疑者が同市奥田小学校の敷地に侵入したことを受け、市は本年度、全ての市立小中学校に刺股と催涙スプレー、防犯カメラを配備する。市議会九月定例会に提出する一般会計補正予算案に関連予算四千六百万円を計上した。(山本真士)

 刺股は軽量で高強度の金属製を導入する。初心者でも扱いやすく、全国の学校で防犯用の武具として普及していることから選んだ。市立小中学校に防犯用の武具を一斉配備するのは初めて。催涙スプレーは導入例は少ないが、女性教職員が扱いやすいため購入する。刺股、スプレーをそれぞれ、各校に最大二本配備する。

 防犯カメラは、児童・生徒用の玄関、職員・来客用の玄関、正門、裏門の四カ所に設置できるように、各校に最大四台を設置する。録画用のハードディスクや監視用のモニターも合わせて、職員室に置く。事件前から、本年度から数年がかりで全市立小中学校に設置する予定だったが、事件を受け完了時期を前倒しする。

 市立幼稚園、保育所も対象にする。市教委の担当者は「拳銃を持った侵入者に対応する態勢はつくれないが、何もしないわけにはいかない。子どもたちの命を守るために、少しでもできることをしたい」と話す。

 事件は六月二十六日に発生。富山中央署奥田交番の裏口付近で警察官を刺殺して拳銃を奪った島津慧大(けいた)容疑者が、奥田小の正門付近にいた警備員を射殺し、奥田小敷地に侵入。駆け付けた同署員に銃撃され、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。奥田小は当時、独自に刺股と防犯カメラを導入していた。 

 

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