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県教委の中高生SNS相談 手軽 多様な悩みに対応

LINEでの相談をする際の登録に使うカード

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いじめ、学業…恋愛まで

 県教委が今夏から試験的に始めた会員制交流サイト(SNS)を使った中高生向けの相談窓口「とやまっ子SNS相談」。無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使って相談員と生徒がやりとりをする。いじめの相談のほか、電話や面談とは違う手軽さから、学業、恋愛などの多様な相談も増えている。(向川原悠吾)

 とやまっ子SNS相談は六〜十月、県内の中学校四校、高校四校で導入されている。報告会が二十日にあり、県教委が利用状況を明らかにした。

 六、七月で対象となっている八校の生徒計五千九十五人のうち、二百二十八人が利用。連絡が途絶えてしまったケースなどもあるが、このうち百四十六件で悩み相談の対応をした。

 内容はいじめに関する相談が十五件、友人関係が二十三件、学業・進路が二十五件。これら以外にも、恋愛の悩みが十三件あった。

 今回の事業の委託業者「関西カウンセリングセンター」で相談担当をしている高間量子さんは「電話は一人にならないとできないし、面談で彼氏彼女の話をいきなり話すのはハードルが高い。SNSならいつも通りスマートフォンを使って相談ができる手軽さがある」とメリットを述べた。

 高間さんによると、相談は基本的にどんな内容でも受け付けている。「小さな悩みでもそれを解決することが、今後その生徒の人生に何かあった時、問題を解決する経験値になる」と理由を説明する。

 報告会では県警少年課やPTA、各校の代表者が出席し、SNSを使った相談を肯定的に捉える意見のほか、「SNSに慣れていない保護者向けにも窓口があるといい」「スマートフォンを持っていない子どもへの配慮を」といった意見も出ていた。

 県教委は今回の利用状況や生徒へのアンケートなどを踏まえ、十二月〜来年一月に事業を総括する。その後、本格的な導入を検討する。

 

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