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県美設計に込めた思い 建築家・内藤さん 講演会で語る

講演する内藤廣さん=富山市の県美術館で

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 県美術館の建築設計を担当した著名な建築家、内藤廣・東京大名誉教授の講演会が二十五日、同美術館で開かれた。「富山県美術館の現在・未来」と題して、設計に込めた思いや展望を語った。

 内藤さんは光の当たり方にこだわった外壁や天井、階段について「富山は曇っていることが多いが、晴れると空がきれい。立山がすっきり見えた時の清澄さは例えようもなく美しい。光を富山の『味』と捉え、建物にできるだけ引き込みたかった」と振り返った。

 設計時に三陸地域で携わっていた東日本大震災の復興で、地域の特色を十分に生かせなかった苦い経験も明かし、「向こうでできなかったことをやっている感じだった。(美術館は)五十年とか百年、地域と一緒に育っていくことが可能だと思っている」と語った。

 講演は、美術館や展示作品の魅力を紹介する「TADアート・レクチャー」の一環として開かれた。百二十人が聴講した。講演に先立ち、内藤さんが美術館に設計図を寄贈し、感謝状が贈られた。 (山本真士)

 

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